ミノキシジルの育毛効果

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育毛剤の主成分として使われるミノキシジルですが、どのような効果があるのかというと、毛を生み出す毛包を活性化することで抜け毛を止めることです。加齢やAGA(男性型脱毛症)では、毛を生み出す毛包幹細胞が弱り小さくなっていくために薄毛や抜け毛が加速していきます。

そこでミノキシジルを使うと、毛母細胞の分裂が促されて毛包幹細胞が小さくなっていく(矮小化)ことを防ぐことが出来ます。毛母細胞の細胞分裂するときには、髪の毛を作り出すシグナル伝達物質である成長因子や血管を分岐させて隅々まで血液を行き届かせることが出来る血管内細胞増殖因子の産生も行われます。つまり、これまでは毛が抜けるばかりで、新しい髪の毛が作られる環境やきっかけがなかったところがミノキシジルのおかげで一変するのです。

さらに、髪の毛が生え変わるサイクルでは、何度も繰り返していくうちにいずれ毛母細胞の死滅という終りを迎えてしまうのですが、それを防ぐ効果も持っています。

しかし、新しい髪が生えてきて死滅しないというだけでは、まだ足りません。髪の毛というのは、血液から栄養や酸素を取り込んで成長していきます。しかしAGAなどになっていると、頭皮の環境は悪く血行不良に陥っている事が多いです。血管が痩せ細くとすれば、流れる血液の量はたかが知れています。血液に含まれる大事な栄養・酸素が届かなければ、髪の毛はすぐに抜け落ちてしまいます。

そこにもミノキシジルは効きます。毛細血管を拡張して、頭皮に流れ込む血液の量を大幅に増やすことが出来るのです。血液が毛母細胞などに届けば、当然髪の毛の成長は進み長く太い毛がつくられます。強い毛は頭皮にしっかりと根付き、抜けにくい毛になります。

これらの作用をディープグロース効果と呼びます。なお、細胞分裂と血流が正常になっていく過程では、古くて痩せた毛が押し出されて抜け落ちます。そのため、使い始めたときに大量の抜け毛に驚く事があるかもしれませんが、一時的なことです。

同じように育毛剤の主成分となっているフィナステリドという成分がありますが、そちらは脱毛の原因である男性ホルモンが作られるのを抑制することで発毛をもたらすことができます。それは男性の薄毛であれば問題はないのですが、男性ホルモンが原因ではない女性の薄毛に対しては効果が出ません。それに対していミノキシジルは男性ホルモンと関係なく育毛効果を作り出すものですから、女性の薄毛にも使えます。

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